87歳の母方の祖父が今月中旬に亡くなり、昨日は葬儀でした
夫が運転してくれ片道4時間で参りましたが、祝日で高速料金も割安&道も混雑せず、難なく行って帰ってこれ、おかげ様を感じありがたいなぁと思いました
長時間、機嫌よく安全運転をしてくれた夫にも感謝
祖父は曾祖父から続き書家で絵も描き、仕事はTV局の美術装飾と、なんともまぁデザイナーエリートですね!?…という人だったのですが、芸に対する厳しさが長じ躾なども大変に厳格だったそうで、母は子ども時代とても嫌だったそうです
わたしも帰省すると割と怒られ(陰でしくしく泣いてたら祖母が慰めてくれたな…)けっこう怖かった…
それが晩年は好々爺で、自宅介護が始まってからは菩薩のように穏やかに、ありがとうばかり言い過ごしていたそうで、祖母の奥さんと母を始めとする娘四人に手厚く介護され(一人は看護師だったので難しい処置も朝晩やってもらったそうです)うらやましいくらいの最期ですね…とみんなに言われたようで、わたしもそう思いました
下の詩は祖父が何度もしたためていたものだそうで飾ってあり
よくよく読んだ内容が、老いた祖父の姿そのものだったため、涙が出ました
わたしもこのような姿勢で老いていく自分を整えていきたいものだなと思います
棺の蓋を閉める前に綺麗なお花をこれでもかとたくさん敷き詰め、その中に埋もれて綺麗な蝋人形のように化粧された祖父は一枚の絵画のようで、自分の時はもうちょっとありのままの感じで良いかなと思いつつ、綺麗な一生を最後まで魅せてくれてすごいなぁと感嘆し、ありがとうとお別れをしました
子4人、孫が7人(←みんな女)それからひ孫が4人
たくさんの物語が枝葉のように派生している今
その元として育て守ってきた祖父なんだなぁ
本当に人の一生というのは深く重く尊いものだと感じ入る時間でした
こういう瞬間は、感謝の気持ちに包まれて涙が止まらないですね
ありがとうの涙だね
祖父の家にはたくさんの書き物や絵があるそうで、うまくなりたきゃそれだけ描かなきゃだめだよなと思い、わたしもずーっとたくさん描いていこうと思いました
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